留年した上に内定蹴ってチェンマイ来た

海外放浪をした結果、大学を留年し、その上で内定をすべて蹴ってタイに来た23歳のブログ。

最近の若者について

はてなブログのトップページを何気なく見ていた時、

こんな記事が目に入った。

 

「最近の若い人たちが成長することに必死すぎる。」

最近の若い人たちが成長することに必死すぎる。 - Everything you've ever Dreamed

 

是非この記事を読む前に、

リンク先の記事を読んでみて頂きたいです。

 

この記事を読んだ私はすかさず、

「最近の若い人たち

として意見を述べなければと思いました。笑

解釈は人それぞれだと思いますが、

私なりに筆者の意見をまとめてみました。

 

 

昔に比べてあらゆるものに対する選択肢や可能性が広がった現代において、

何が求められて、どうするのが正解なのかがわかりにくくなり、

そんな中で若者は

”分かりやすい”もの=「成長」

ばかりを追い求めている。

 

本来、何か目的や目標があり

それを目指すために「成長」するものであり、

「成長」は手段に過ぎないものであるが、

最近の若者はその「成長」そのものを追い求めて、

「成長」だけにフォーカスしている。

 

その表れとして、

勉強会やセミナーへの参加、

SNSで学びや気づきに関することを呟き、

人生の目標をプロフィールに謳っている、

そんな若者が本当に多い。

 

筆者はこれに対し、

昔の価値観で若い世代に結果を求めるギャップと、

分かりにくくなった世の中で分かりにくい成長を求められている

若い世代の生きにくさ

を感じているようです。

そして、それは筆者のような上の世代や社会が

世の中に合わせて成長しなければならないとまとめています。

 

 

待てよ。

SNSで学びや気づきに関することを呟き、

人生の目標をプロフィールに謳っている」

 

まさに自分やん。笑

 

というわけで、そんな私の意見を書きたいと思います。

 

事実、私たち若者世代の間で、

この筆者が述べている様な人はたくさんいます。

 

ここではそういった若者を

「意識高い系」

と呼ばせて頂きます。

 

私の周りにもいます。

そして側から見ると、私もその中に入るのかもしれません。

 

そもそも何がきっかけで「意識高い系」になるのか。

私は大きく分けて3つのタイプの「意識高い系」がいると考えました。

 

 

1つ目のタイプ

まず、お金を稼ぐことに執着した「意識高い系」。

実際、こういった類の人はぶっちゃけ怪しいです。

その人自身も、その人の話も、その人のSNSも。

 

セミナーに通い詰めている人のほとんどがこのパターンだと思うし、

やたら意識の高い世界に人を連れてこさせようとする発言も多いです。

例えば

「一緒に稼ぎませんか?」

とか

「今の収入で満足してますか?」

とか。

 

この類の人たちはやたら自分が充実した生活を送っている、

いわゆる「リア充」であることをSNSでアピールしています。

 

側から見れば怪しさMAXなのですが、

お金のない学生や、社会に馴染めない新社会人が、

ふと弱っている時に絡まれると、

楽して稼いでいる様に見える彼らの世界に足を踏み入れてしまう印象です。

 

実際は詐欺などというパターンは少なく、

結局はネズミ講や紹介ビジネスの様なビジネスが多いです。

 

それを現代らしく、SNSを使ってやっているから、

上の世代の人たちには

筆者のいう様に捉えられるのだと思います。

 

 

 

2つ目のタイプ。

これは社会に反抗した、尾崎豊タイプ。笑

 

学生時代に何かしらの刺激を受けて、

こんな社会でやってられるかって思っちゃったタイプで、

私はこちらです。笑

 

変に自己啓発本などに触発され、

また自分のいた環境に反発して、

周りとは違った「成長」を追い求めたタイプの

「意識高い系」です。

 

 私は自分の親や周りの大人を見てきて、

楽しそうに見えないことから

普通にサラリーマンとして就職するのをやめました。

 

 今思えばその考えが良かったと感じる時もあるし、

甘かったと感じる時もあります。

 

このタイプは、

社会に反抗してみたのはいいものの、

何をしていいのか、

何を目指すのかが分からないので、

とりあえずブログを始めてみたり

SNSにつぶやいてみたりします。

まさに私。笑

 

このタイプも、上の世代には筆者の様に捉えられます。

「目標」が無いから、

ただ「成長」を追っている様に見えるのです。

 

 

そして3つ目のタイプ。

それは、「目標」や「ビジョン」を持っている

「意識高い系」です。

 

これこそ、本物の「意識高い系」。

 

私の話をさせていただくと、

学生時代に多くの刺激を与えてくださった、

インターンシップで関わらせていただいた人々は皆さんこのタイプでした。

今思えば、そもそもそのインターンに誘ってくれた小山っていう大学の同期も、

めちゃめちゃに「意識高い系」でした。

 

ダニーさんと出会えたのも、

そのインターンシップがきっかけでした。 

 

これらの人たちには、

前者の様な「意識高い系」の人たちとは違って、

「目標」や「ビジョン」があります。

 

つまり、筆者の意見でいうならば、

決して「成長」が目的になっているわけではないです。

 

私がインターンを通じて出会った人全員が、

「ビジョン」に向かって「成長」し、

そのための「成長」を追い求めています。

 

そしてそういった人たちはわざわざ自分が「意識高い」ことを

モチベーションとして発信することはあっても、

決して見せびらかしたり、それをお金儲けに使う様なことはしません。

それが、つまり「成長」が目的では無いからです。

 

 

何が言いたいのかというと、

 

筆者の言う「成長」だけを追い求める

「意識高い系」は、

上の世代の人の目に止まりやすい「意識高い系」のことで、

決してそれは筆者が言う様に

上の世代や社会が反省する様な事では無い。

 

と言うのが私の意見です。

 

確かに、SNSゆとり世代に対する

ジェネレーションギャップはあるかもしれませんが、

そんなもの、

いつの時代にも

「近頃の若い奴は…」

と言う言葉がある様に

当然のことだと私は思っています。

 

 

私たち若者世代は弱いです。

学校でも喧嘩は少なく、

体罰もなく、

親に守られて過ごしてきました。

 

SNSで常に周りを気にして、

選択肢の増えた世の中で

多くの若者が楽な道を進み、

文句ばかり垂れています。

 

これは私たち若者が自覚しなければいけないことです。

 

でも、そうでなくても生きていけてしまうのが今の世の中でもあります。

 

結局、自分が良ければそれでいい世の中なのかもしれません。

 

ただもう私たち若者が、

社会を、上の世代を、今の日本を言い訳にして

自分の不幸を嘆くのはやめるべきです。

 

私は

「ビジョン」を持ってそこに命をかけて突き進む

「意識高い系」の若者でいたい。

 

そう思います。