留年した上に内定蹴ってチェンマイ来た

海外放浪をした結果、大学を留年し、その上で内定をすべて蹴ってタイに来た23歳のブログ。

意外と知られていない「恩赦」

みなさん、お疲れ様です。

サワディーカップ

 

 

今日はより多くの人、

特に私世代の若者にもっと知ってもらいたいことを書きます。

 

 

みなさん、平成が終わります。

SNS、テレビ、世間のあちこちで

「平成最後の〜」

と盛り上がっていますね。

 

平成が終わりを告げると言うことは、

天皇が即位する訳ですが、

その新天皇即位に伴い、

「恩赦」

が検討されているそうです。

 

 

「恩赦」

 

って聞いたことありますか?

 

読み方は

 

「おんしゃ」

 

です。

 

「The Camp」のダニーさんに聞いて、

私も初めて知りました。

 

まずはこの

「恩赦」

について、簡単に説明します。

 

「恩赦」は国家的な慶弔の際などに、特別に罪を赦(ゆる)すものです。

 

その国家ごとに「恩赦」が与えられる条件は異なり、

2018年で言うと、

マレーシアでは国王が同性愛で服役していた元首相に

「恩赦」を与え、釈放させました。

 

また、アメリカのトランプ大統領感謝祭で食べられる七面鳥に対し

「恩赦」を与え、2羽の七面鳥が出荷を免れました。

 

 

では、日本ではこの「恩赦」はどのようなものなのでしょうか。

 

日本での「恩赦」は5つの種類に分けられ、

大赦

 有罪判決が下った者に対しそれを無効にし、

 判決がまだ下っていない者に対しては、公訴権を消滅させる。

 大赦を受けた受刑者は釈放され、被告人は免訴判決が言い渡され、

 被疑者は捜査が終結する。

②特赦

 有罪の判決が確定した特定の者に対して、それを無効にするもの。

 特赦を受けた受刑者は釈放される。

減刑

 死刑を無期懲役にするといった、判決が確定している者に対して、

 その刑を軽くしたりする。

刑の執行の免除

 執行猶予中の者を除いて、判決が確定した特定の者に対して、

 刑の執行を免除するもの。

復権

 すでに刑期を終えた者に対して、有罪判決によって失った資格を回復させるもの。

 

要は。

犯罪者が無罪になったり、罪が軽くなったりするんです。

 

実施される背景を抜きにして、

これだけ聞くと

「えっ、何で?」

って思いませんか?

 

でも、そんなことを国家が行うんだから何か理由があるはずです。

少し深く調べて見ました。

 

日本における「恩赦」は、現在の憲法下においては

「恩赦」の実施は内閣が決定し、天皇陛下が国事行為として認証するとされていて、

具体的な内容や手続きは「恩赦法」によって定められています。

 

日本での「恩赦」の実施例は、

主に第二次大戦終局時と日本国憲法公布時、

国際連盟への加盟時、皇太子明仁親王殿下御結婚の時、

昭和天皇がお亡くなりになった時、今上天皇御即位の際

などに行われて来ました。

 

つまり何か日本にとって重大な事が起きた時や、

何らかの節目に実施されて来たと言うことです。

 

なるほど。

「恩赦」は一見意味のわからない制度だけど、

日本の伝統なのか。

 

でも、全くもって現代社会にはそぐわない制度だとは思いませんか?

だって、おめでたいから、悲しいからで

犯罪者の罪が無くなったりするんですよ?

 

まあでも伝統だからしょうがないのかと思いましたが、

やけに古臭い制度な気がして

「恩赦」の歴史を調べました。

 

すると、

この「恩赦」が始まった時代、いつだと思いますか?

 

 

大化の改新です。

 

嘘でしょ。笑

 

死ぬほど文明が発展して、何もかもが別次元でしょ。笑

 

大化の改新が西暦646年だから、

1373年前の制度です。

 

それをまだ採用しているとは。

 

それでも、ご年配の方は、

この「恩赦」には疑問を持たれていないようで、

当たり前のもののような認識を持っておられます。

 

若者よ、どうだろうか。

 

意味不明じゃない?

 

天皇陛下が変わるから、

犯罪者が無罪放免になる。

 

これが、新しい天皇陛下の即位に伴うものであるとしたら、

絶対に他にやるべきことがあるでしょう。

 

私の意見ですが、

犯罪者を無罪にするならば、

日本の未来を担う若者が背負う奨学金を免除していただきたい。

 

でもそれは恐らく、コストがかかるため不可能でしょう。

 

犯罪者の無罪放免には実質コストはかからないし、

刑務所から釈放されたり、裁判が終了することは

むしろ税金の節約になるから。

 

じゃあコストのかからないことで他にするべきことがあるでしょう。

 

例えば、日本の未来の発展に大きく貢献した人を、

天皇陛下が直々に名前を読み上げて表彰すとか、

よっぽど「恩赦」よりいいと思います。

 

また、「恩赦」と題しても題さなくても、

新時代に向けて何か大きな政策を掲げるとか、

これまでの古く意味の分からないルールやしきたりを終わらせるとか。

例えば、踏切の一時停止。

何の意味があるのか分からないし、

踏切がなかった当時の名残でしかない交通法を改正するとか。

 

いくらでも他の道があると思います。

 

この大化の改新から続く伝統。

「恩赦」

このままこれまで通り実施されて良いのでしょうか。


今こそ、日本が変わると言う意味で、

こういった

「変えられるのに変えてはいけない」

とされているような伝統や文化に、

国民全員が目を向けて、考えて、

変えていこうとしなければならないでしょう。

 

特にこの「恩赦」に関して、

当たり前と思っている世代ではない、

私たち若者が発信しなければ何も変わりません。

 

この記事を読んでくれた人は是非、

このことを友人や家族に話して見てください。

 

誰か一人が一人に伝えていくことで、

いつかムーブメントが起きます。

 

平成が終わるまであと約2ヶ月半。

 

何かが変わることを願っています。

 

では。