留年した上に内定蹴ってチェンマイ来た

海外放浪をした結果、大学を留年し、その上で内定をすべて蹴ってタイに来た23歳のブログ。

I was born and raised in Japan

”You are soft because Japan is a soft country”

 

日本を旅発つ前に親友のベネズエラ人が僕に言った言葉です。

 

よく日本は礼儀正しくて、忠実で、真面目で、丁寧で、ルールを厳守する。

そう言われていると思います。

 

皆さんはどう思いますか?

 

ほとんどの人がそうだと今まで感じて、あるいは信じてきたと思います。

 

私も数年前までは、こういう話を聞くと特に何も感じませんでした。

 

 

大学2年の時に米軍基地でアルバイトを始め、基地のジムで今の親友に出会いました。

 

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ニューヨークの地下鉄にて。

彼の名前は

Diaz Evoli Kleibert

通称デイビッド。

 

ベネズエラ出身で、今はフロリダ州に住んでいます。

 

アメリカ海軍兵として日本に駐在していました。

 

 

日本にいる米兵は、その多くが日本が好きだと言いますが、

実際に日本人の友達を作ったり、地方へと遊びに行ったりする人は少なく、

本当に日本の文化に興味を持ったり、ローカルな店で食事や買い物をしたりという人は

あまりいません。

 

しかしデイビッドは日本のカルチャーに興味を持ち、

当時英語が全く話せなかった私と積極的にコミュニケーションを取ってくれました。

 

そうして約2年間、毎日一緒にジムに行き、一緒にご飯を食べ、一緒に出かけ、

彼は私の本当のお兄さんのような存在になりました。

(何度ゲイカップルと間違われたことか。笑)

 

 

私が普通外国人が行かないようなローカルな所へ連れて行ったり、

本には載っていないような現実的な文化を教えたりしているうちに、

デイビッドがこう言いました。

 

「日本人は謝ってばかり。はい、すみません、しか言わない。

 そして皆同じでなければならないことにとらわれて、ロボットのように見える。」

 

 

日本は豊かで、平和です。

それゆえ、語学スキルがなくても大丈夫だし、自分で何か必死に考えなくても

とりあえずは人生過ごしていけます。

だから外国人に、

「今東京には何人の人が住んでいますか?」

とか聞かれてもほとんどの人がすぐには答えられない。

英語で答えるなんてもっと無理だろう。

 

 

私は、日本人が一番うわべだけの関係を保ち、みんなと違ったことはできずに

他人のうわべ上の気をうかがい続ける、そんな冷たい人種だと思っています。

 

結局のところ、自分が非難されなければなんでもいいんです。

デイビッドに言われ続けて気づきました。

 

人生一度きりです。

他人と違うヤバい道に進んでも、安定で平凡な道に進んでも、

死ぬときに

 

「あぁ、あの時仕事辞めてたらどうなってたんだろうな」

「あきらめずにそっちの道にもし進んでたらどうなっていたんだろう」

 

もう遅いんです。

 

自衛官のある人が言っていました。

 

天皇陛下以外はなろうと思えば絶対になれる。不可能ではない」

 

その通りだと思いました。

 

どの道に進んでも、人生です。

 

「あの時、日本を出ていたらどんな人生になっていたんだろうな」

 

そう思いたくなかったから、私は日本を発ってみました。

 

 

今日はこれからお酒が飲めるカフェに行ってみたいと思います。

 

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